| ログアウトしています - ログイン |
Pippin atmark (Pippin @ ピピンアットマーク) |
このページを編集
|
目次
ピピンアットマーク生い立ちpippinは1996年3月下旬に発売開始。電話での直接販売と、加盟店での申し込み受付というふたつの販売方式をとってきたが、購入後すぐ持ち帰りたいという声に応えるため、1996年6月15日より店頭販売も開始することを1996年5月27日発表。アップルが開発を、バンダイが製造・販売を担当したMacOS互換機。 OSはMacOS(7.5.2)のランタイム版。pippinアーキテクチャーはアプリケーションとOSが一体(でCD-ROMになっている必要がある)だった。 発売当時(これは戦略的にメディアを活用しただけかもしれないが)いろいろなメディアで取り上げられ、一世を風靡するかのように見えたが、実際は短命で、98年2月末、販売元であるバンダイの子会社バンダイ・デジタル・エンタテイメント(BDE)の 解散と同時に世の中に置きざりにされてしまった。世の中に出回っているのが約2万台、そして在庫の5万台は一部を残して廃棄処分になったと言う説もある。 pippinは今出回っているインターネットに繋がるゲーム機とは、性格が違なる。逆に言えばそこに徹することができればもっと成功したのかも知れない。目的が多様である程使い勝手と言うのは悪いともいうことができる。 最近、Yahooオークションなどでもほぼ新品のまま眠っていたPippinを見かけることも多く、また落札もされている。 pippinのコントローラーやキーボードなどもレアアイテムとして高額で取り引きされることもある。 モデル名のpippinとはピピン種のリンゴ(青いリンゴ)という意味。赤くなる前の青リンゴという説もある。 ちなみにマッキントッシュもアメリカ原産のリンゴの一種だが、日本では「旭」と呼ばれている。 口語では美しい人と言う意味もあるとか。>pippin Pippinとは何であったかPippinはAppleの当時のMacOSライセンシング政策によって生まれたMac互換機の一種である。 実際にはPippinにはハードディスクがなく、MacOS7.5.xをベースにしたPippinOSをアプリケーションと一緒に焼きこんだPippin専用CD-ROMからのみ起動し、使用することができる。とはいえ、Pippin OS がMacOSとほとんど同じであり、Pippinハードウェアが当時のPower Macに非常に近いことから、発売時点ではPippinではMac用として作られたアプリケーションが容易に動く環境だったといえる。 ただしMacアプリケーションをPippin で動かそうとしたとき、メモリー不足が重い足枷となったであろう。メインメモリが標準で5MBでは、既に肥大化していたPower Mac用アプリケーションではかなり苦しかったと思われる。またハードディスクがないことから、初期設定などは128KBのフラッシュメモリに保存する仕様となっており、いろいろなソフトをとっかえひっかえ使用する一般ユーザーにとっては悩みの種であっただろう。 Macに比べて劣っていることばかりではない。例えばPippinのビデオ出力はテレビに画像を出したときにちらつきを押さえ、また必要なら640x480の画面 を普通のテレビで見ることのできる512x384程度の範囲に圧縮する機能を持ってる。当時のAV Macのビデオ出力と比べるとその優秀さがわかりる。
Pippinの拡張性について(ソフトウェア)MacOSを始めAppleのソフトウェアはクローズドであり、Appleによって公表されている以外のことは知ることができない。ハードウェアのように配線をたどることもできず、不明な点は想像によって補うしかない。PippinOSはMacOSと同じく、本体上のROMとCD-ROM上のシステムファイルからなっていて、PippinではこのROMはメモリーカードとなっており交換できます。実際、公式なバージョンアップも行われ、後に出てくる「改造用ROM」への交換も容易であった。 当時Appleとしては、ハードウェアはライセンシーの方で勝手に作ってくれ、そのかわりOSでロイヤリティ取るよ、という方針だったようだ。それでOSを無断でコピーされないための仕組みがいろいろ施されている。代表的なものが良く知られている認証機能である。実際に販売されていた当時のPippinを買ってきて、そのままの状態では正規に販売されているCD-ROMタイトルしか動作しない。PippinOSをコピーして自分の好きなアプリケーションと組み合わせたCD-Rを作ってもイジェクトされてしまい、それどころか正規CDの内容を少し変えただけのCD-Rを作っても動作しなくなる。 しかし、マクサス等で販売されていた通称「改造用ROM」または「1.3」ROMに変えるとこの制限はなくなり、自分で作ったCD-Rを使うことができるようになる。ROMの内容を変更することはおよそApple以外には不可能と思われる。しかもこのROMはマスクROMとして大量に作られており、Appleのロゴや部品番号が入っていることから見ても、Apple自身によって作られたものであることは間違いない。Appleとバンダイの間の何らかの話し合いによって、Pippinの認証機能が撤廃された可能性もある。 ともあれ、これで自分の必要なCD-ROMをつくれる環境が整うのだが、PippinOSの各種コンポーネントのどこまでが正式に使用可能なのかよくわからない。市販のCD-ROMタイトルに入っているものは使用可能なはずであるが、Pippinの正規デベロッパーにならないと正確なところは不明である。Pippin OS自体を(個人的使用であるといいわけするにしても)拡張するのはかなり微妙な話かと思われる。 Pippinの拡張性について(ハードウェア)こちらは多くの方がチャレンジされていて様々な事が確認されている。Pippinのハードウェアはいわゆる第二世代Power Mac、7200/7500/8500/9500と似ている。(ATAではなく)内部SCSIバスによってCD-ROMを接続し、またPCIスロットを一つだけ(残念ながら標準PCIではなく、独自仕様コネクタ)持っています。内部SCSIバスにハードディスクを増設する改造は最もポピュラーで多くの方が成功されている。また独自仕様PCIスロットを介して別のSCSIバスを増設し、そこにMOドライブをつけたものがオリンパス社から販売されていたMO Docking Turboである。 内部SCSIバスへの拡張、というより標準内蔵のCD-ROMをグレードアップするものとして、当時7600/8600等に使用されていた8X CD-ROMへの取り替えができ、さらにバンダイがMacWorld Expoに参考出品していたようなPDドライブへの取り替えも可能性としてはある。なお、8X以上はこのころからAppleもIDE/ATAPIのCD-ROMに移行したため、適当なものがない。 独自仕様のPCIとなっている理由は、これが純正のフロッピーディスクユニットの増設端子を兼ねているためである。Macハードウェアにおいてフロッピーディスクドライブ(FDD)はAppleの独自ASIC(専用IC)によって制御される。これは歴史的にスティーブ・ウォズニアックがApple IIの専用FDDであるDISK IIを設計したときからの流れで、IWM (Integrated Woz Machine)とよばれている。Pippinのころにはすでに他の機能と一緒に統合されたASICの一部となっていたが、やはり直接ASICから制御される。またFDDに必要な電源も供給する。PCIにこれらの信号、電源が追加された結果 120Pのコネクタになっている。 FDDはともかく、このPCI 端子を使っていろいろな拡張が考えられる。EthernetカードやSCSIカードの追加は実績があるが、面白そうなのはVideoカードの追加やUSBやFirewireなど最新外部ポートの拡張である。特にUSBが追加できれば非常に利用範囲が広がると考えられるが、気になるのはMacOSのサポートがOS8.5くらいからということ。 このコネクタが下向きの外向き、ということでこのままでは使いづらいので、ちょっと大がかりだが、向きを横向きに変えつつ標準のコネクタに変換する中継基板を作るのが正解であろう。実際、純正フロッピーユニットの中に(形状的には)これに近い基板が入っている。 いろいろなアプリケーションを動かそうとして気になるのは、やはりメモリの制限であろう。ハードディスク増設やMOによって、不揮発メモリの心配がなくなったとすれば、残るはメインメモリである。とりあえず、市販されていた純正8MB拡張メモリーモジュールは必須。これ以上の拡張には独自でメモリーモジュールを作成するか、強引に市販のメモリーモジュールを実装する必要があります。Pippinは最大32MBのメモリーを増設できることになっている。しかし増設できるメモリーが非常に制限されており、例えば72P-SIMMでも、数社のある特定の型名のみが使用可能であった。また強引に実装するのも半田づけ箇所が多く、基板のあちこちにリード線をとばさなければならないなど決して簡単ではない。新たに基盤をおこしてメモリーモジュールを作る事は可能であったが、今では規格からかなり外れてしまっているため、新たな制作は難しいといわざるをえない。 Pippinをハードディスクから起動できるかPippinにハードディスクを増設することは、既に多くの方が成功されている。ただし、これはMacのようにハードディスクから起動できるという意味ではない。これもMacOS(PippinOS)のライセンシングによりロイヤリティ収入を得る、というAppleのポリシーに基づき、PippinのROMに何らかのプロテクトが存在するらしく、通 常ハードディスクからの起動は不可能である。チャレンジされた方も多いようだが、成功例はないようだ。例外はPippinのCD-ROMタイトルのデベロッパーに供給された開発キットである。当時8万円で販売されたこのキットには、ハードディスクから起動できる機能が備わっていたらしい。 Pippinを他のOSで使用できるかPippinで他のOSを動作させようという動きもかつてあった。Macアーキテクチャのハードウェアで使える他のOSとしては、LinuxとBeOSがある。ご存じのとおりLinuxは発展著しく、次々と新しい起動手段が開発されている。中には起動時にほとんどMacOSを使用しないものもあり、大いに期待したいところである。AppleのクローズドなOSを使用するには、常に制限がつきまとい、これから先きPippinハードウェアを100%活用するとすればぜひともフリーなOSが欲しいところである。 スペック
本体(付属品)と値段ネットワークセット 64800円
(テレビワークス、ネットワークCD、ナビゲーターCD,Internet Kit、アットマークタウン、フランキーオンライン) 本体セット 49800円
(テレビワークス、ネットワークCD、ナビゲーターCD) Network CDとテレビワークスはV.2.0にバージョンアップ ※95年6月以降出荷分からPEaseを追加。 別売インターネットキット
(Internet Kit、アットマークタウン、フランキーオンライン)5800円 別売周辺機器
注1 関連ページ外部リンクhttp://www.catkicking.com/pippin/ http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/960528/pipin.htm |